「和」の雰囲気で暮らす魅力とは?洋室から敢えて和室にリフォームする
「和」の雰囲気で暮らす魅力とは?洋室から敢えて和室にリフォームする
最近の日本の住宅では、和室を洋室にリフォームする人も多く、和室の数はかなり減ってきましたよね。それどころか、プランニングの段階から和室を間取りに含んでいないケースもあるでしょう。生活スタイルが洋風になっている現代では、「和室は過ごしにくい」と考えられているのかもしれません。
しかし、いっぽうでは日本の誇りでもある「和」に触れる生活の人気もいまだ衰えていません。敢えて「洋室から和室へ…」と考えている人もいるのではあにでしょうか。
今回は、和室が持つ魅力に迫ってみたいと思います。
◆畳のうえでくつろぐと快適
座ったり、立ったりという日常生活のなかでは、「横になってくつろぎたい」という瞬間もあるものですよね。洋室のフローリングは硬いので、横になるのも抵抗がありますし、直接座ると「足」「お尻」が痛いものです。
畳なら、横になったり、座ったりするのも楽ちんです。また、畳は肌触りもよく、歩いたときも心地よさを感じます。
◆客間・寝室など多目的に利用できる
和室の魅力は、多目的に利用できることです。テーブルを置いておけばお客さんが来たときの応接室になります。布団は押入れに簡単に出し入れできるので、泊り客がいるときには寝室としての活用もできます。
◆子どもの遊び場所にもなる
テーブルを端に寄せれば、子ども達が遊ぶときに嬉しい広々とした空間に早変わり。
フローリングと違ってクッション素材の畳なら、小さい年齢の子どもが転倒してもケガのリスクが少ないので安心ですね。また、音を吸収してくれる床素材なので、防音対策にもなるでしょう。下階への配慮がいらない一戸建てなら育ちざかりの子ども達が気兼ねなく遊ぶ姿が見られそうですね。
一緒に遊んでいて疲れたらすぐに横になれるので、ちょっとした休憩も快適です。
◆空気を調湿する
和室といえば「畳」ですが、調湿効果がある材料が使われています。湿度が高いときには空気中の水分を吸収、乾燥しているときには蓄えていた水分を空気中に放ちます。多湿や乾燥が気になる時期には除湿器や加湿器の代わりとして活躍してくれるかと思います。
◆森林浴効果がある
畳の原材料のイ草には、人々に癒し効果をもたらすフィトンチッドが成分として含まれています。木々が発する天然の成分フィトンチッドは、消臭・殺菌・脱臭などの効果が高く、人間の心をリラックスさせる働きもあり注目されています。
天然成分なので安心で、まるで森林のなかにいるかのようなイメージで大人から子どもまで香りに癒されるでしょう。
◆まとめ
日本に住む私たちにとって「和室」は伝統的で風情のある落ち着く空間と言えるでしょう。洋室が主流になってきた現代では少なくなってきましたが、惹きつけられる魅力点は多々あります。
ただ、各家庭のライフスタイルによって「和室」の必要性は異なります。リフォームするなら、魅力点も踏まえつつ、慎重に検討していきたいものですね。