輸入住宅ってどんな住まい?特徴やスタイルを知って選ぼう

日本にいながら「異国」を感じる輸入住宅は、木材やレンガなどのオシャレな外観、ハイセンスなデザインの建具、気密性や断熱性の高い室内空間が魅力。まるで、海外にいるかのようなセンスの良い暮らしができそうです。日本とは違った魅力に住んでみたいと思う人も多いでしょう。

今回は、輸入住宅の特徴やスタイルの違いについてお話ししていきたいと思います。

◆輸入住宅ってどんな特徴がある?日本にはない魅力点

それでは、日本の住宅と比較したときの輸入住宅の魅力ポイントについて紹介します。

●性能が高い

メンテナンスの頻度や立地などにも左右される住宅の寿命ですが、一般的に「日本の住宅は30年程度である」と言われることが多いです。一方、国によって多少の差はあるものの欧米の住宅は50~100年もの長い寿命。「自分で建てた住宅を子供へ、そして孫へ…」、数世代に渡って引き継がれる住まいづくりをベースとしている欧米の住宅は、長持ちする工夫がたくさん詰まっています。

気密性や断熱性が高いので、季節に応じて家のなかが快適に過ごしやすく温度調整ができます。暑い夏も過ごしやすく、寒い冬も快適な暮らしができる構造が特徴です。

●デザイン性が高い

輸入住宅の多くは、素材の魅力を活かしながら外観や室内をデザインしています。古い時代の住宅のデザインが時を経ても色褪せない、そんな不思議な魅力を感じるかと思います。

◆輸入国によって違うスタイル

ひとくくりに「輸入住宅」と言っても輸入する国によって工法やデザインの違いがあります。日本で輸入住宅の主流となっている「北欧スタイル」と「北米スタイル」をはじめ、代表とされるのが次のスタイルです。

【北欧スタイル~寒暖の差を乗り越える工夫がある】

北欧スタイルは、スウェーデンやフィンランド、デンマークといった「厳しい寒さ」と「暑い夏」と寒暖の差が激しい北欧から輸入されています。特に、冬は長く、最低気温が零下30℃以上にもなる自然環境です。そんな寒暖の差を乗り越える工夫が魅力の北欧スタイルは、日本でも人気があります。

また、パネル工法と言われる耐震性に優れた構造も魅力のひとつです。

北米スタイル~カントリーな雰囲気】

オレゴンやアイダホといったアメリカの西部劇をイメージさせる地域の住宅です。木材の風合いが漂うカントリー調の懐かしいインテリアは日本でも人気。高気密で機能性の高いツーバイフォー工法という建築工法が採用されています。日本では人気の高い輸入住宅で定番中の定番とも言えるでしょう。

【南欧風~地中海気分が味わえる】

地中海の青に映える「白」の外壁が特徴的な南欧風の輸入住宅は、明るい外観が魅力です。地中海の青い空と青い海の爽やかな気分が楽しめます。

【英国風~シックで趣がある】

レンガを外観に使い、イギリスの中世を思い出させるシックな住宅です。古い時代の建築様式ですが、温かさとインテリア感も兼ね備えている住宅は今の時代ともマッチしています。

◆まとめ

輸入住宅は、輸入する国によって外観のデザインや工法が違いますが、寿命が長い欧米のデザイン性と機能性に富んでいる住宅文化を取り入れられる魅力があります。外観も個性があって、こだわりを持って住まいづくりができるでしょう。

ただ、今後リフォームや修繕が必要になったときに対応してくれる業者が少ないというデメリットもあります。

購入先の住宅メーカーのアフターメンテナンスもしっかり確認しておくことが大事です。